使っていて違法にならない?
CBDって依存性あるの?
今回はこのような疑問にお答えしていきます。
- そもそもCBDの効果やメリットとは何か
- CBDの依存性や中毒性はあるのか
- 日本や世界はCBDをどう判断しているのか
- CBDの注意点3選
それでは早速見ていきましょう
CBDとは?依存性を知る前に効果・メリットを解説
CBDの依存性を知る前に、そもそもCBDの効果・メリットは何かを解説します。
結論、CBDはリラックス効果があります。
作用の1つとしては脳内のセロトニン受容体という部分に結合し、活性化することで抗不安作用が起きる仕組みがるためです。
具体的に以下のようなメリットがあります。
- 抗炎症作用による慢性痛の軽減
- 日常のストレス軽減
- 不眠の改善や睡眠の質が向上
- うつ病の防止
CBDは多くのリラックス効果があり、現在のカフェインのように生活の一部になりつつある成分です。
CBDはたくさんのメリットがあって、今若者から注目を浴びているね!
CBDは依存性や中毒性がある?途中でやめられるのか
CBDに依存性があるのか、大麻の成分の1つというのもあって不安に感じると思います。
結論、CBDには麻薬のような依存性や中毒性は確認されていません!
そのため、薬物乱用の心配はないとされています。
今のところ、中断による倦怠感や体調の悪化などの離脱症状も報告されておらず、CBDの依存度合いはニコチンやアルコールよりも低いことがわかっています。
依存性や中毒性はタバコのほうが高いのか!CBDは健康に害がなさそうだね。
現在では健康被害に関する報告もなく、医療分野での活用も増えてくると期待されています。
日本や世界はCBDの依存性をどう判断しているのか
日本でCBDは合法なのかな?
違法と知らずにCBDを使っていて、逮捕される事態は避けたいですよね!
実際に、日本の法律や世界でのCBDの規制はあるのでしょうか。CBDの依存性についてどのように判断しているのかをご紹介します。
WHOはCBDに依存性はないと判断
WHOは(世界保健機関)の見解によると、CBDに依存性はないとしています。
2017年11月にWHOはCBDに関する報告書を発表しました。
それによると、
ヒトにおいてCBDは、乱用あるいは依存可能性を示唆する作用を示さない。
引用元:日本臨床カンナビノイド学会
CBDの安全性を認めています。
また
てんかんの効果的な治療薬として実証されている。CBDが多くの他の健康状態のために有用な治療であるかもしれないという初期的な科学的根拠もある。
引用元:日本臨床カンナビノイド学会
と、CBDの効果も認めています。
WHOの報告なら安心だね。
少なくとも、世界はCBDに依存性はないと判断しているので心配ないですね。
日本の大麻取締法でCBDの規制はされていない
WHOはCBDに依存性がないと言っていたけど、日本でのCBDの規制はどうなんだろう。
日本でもCBDの規制は現在されていません。
厚生労働省によると、CBDではなくハイになる大麻成分の「THC」が少しでも混入していると麻薬及び向精神薬取締法違反になるとしています。
CBDはアジアでも韓国やタイなどで合法化になっていて、医療機関や市場でCBDの流通がどんどん増加していくでしょう。
日本でCBDは合法ですが、THCが混入していた場合は混入量に関係なく違法になります。
CBDは他の依存性や中毒症状を軽減する
CBDはそれ自体に依存性がないのに加えて、他の中毒や依存症状を軽減する働きがあることが報告されています。
まとめると以下の通りです。
- タバコをやめられる
- アルコール中毒を改善する
タバコやお酒をやめたいけどやめられない人はぜひ見てください!
CBDでタバコをやめられる
CBDはタバコの依存性を軽減する作用があります。
すべての依存症に共通しているものとして、「渇望」を抑えられないという特徴があります。その中でもタバコは、「合図に誘発される渇望」とされています。
CBDはこの「合図に誘発される渇望」を緩和するとされています。
食後や仕事終わりが合図となって、タバコを吸いたくなる渇望のことだね!
ロンドン大学の研究で以下の実験を行い、タバコ依存が軽減したという研究結果も出ています。
喫煙者24名を対象に行なった実験である。喫煙者をCBD吸引器とプラセボの2つのグループに分け、タバコが吸いたくなったときはいつでも吸引器を推奨した。
経過を観察したところ、CBD吸引器のグループはプラセボのグループよりも40%の対象者に喫煙回数の減少傾向が見られた。CBDはアルコール中毒を改善する
引用元:Medical Jane
渇望を緩和するメカニズムは現在解明されておらず、研究がされています。
CBDはアルコール中毒を軽減する
CBDはアルコール中毒や依存症を軽減することが動物実験の結果からわかっています。
アルコール中毒は、アルコールによって神経の形が変わってしまうのが原因で引き起こされます。CBDはその神経変性を軽減するため、中毒症状を抑えることができるのです。
具体的な研究内容をご紹介します。
げっ歯類モデルによる動物実験。アルコールによる中毒症状が確認されたマウスに5%CBDジェルを経皮投与し、経過を観察した。その結果、内嗅皮質における神経変性に48%の軽減が見られた。
引用元:Medical Jane
ヒトによる臨床試験が行われ、CBDによる神経の保護が明確になればアルコール中毒の改善治療に大きく貢献できるでしょう。
知らないとヤバいCBDの注意点3選
これまで、CBDの依存性についてご紹介してきました。CBDは安全な一面があるい一方で危険な側面もあります。
ここでは、知らないとヤバいCBDの危険な部分をご紹介します。
- 薬との併用で薬の副作用が引き起こされる
- THCが混入してると違法になる
- 高濃度のCBDオイルの摂取量に注意する
1つずつ解説していきます。
薬とCBDの併用で薬の副作用が引き起こされる
普段から薬を飲んでいる方はCBDの摂取を控えましょう。
CBDと薬を同時に摂取してしまうと、薬が代謝されずに体内に蓄積します。それによって、薬の副作用が発現しやすくなるためです。
専門的なことになりますが、薬は肝臓のCYP450という酵素によって代謝され無毒化を経てから、体外へと排出されます。
しかし、CBDはCYP450を阻害する作用をもつため、薬との併用で薬は代謝されずに体内で強力な薬効を示すことになります。
それによって副作用が発生しやすくなるのです。
薬とCBDは飲み合わせが悪いんだね!
早く病気や体調を治そうとして、CBDと薬を同時に摂取してしまう方もいると思いますが、絶対にやめてください。症状が悪化する恐れがあります。
THCが混入していると違法になる
CBD製品の中にTHCという物質が混入していると違法になり、逮捕されます。
大麻にはCBDの他にTHC(テトラヒドロキシカンナビノール)という成分があります。これは、薬物依存の代表的な成分の1つで多幸感を感じる向精神薬です。
THCはハイになる物質で日本の麻薬及び向精神薬取締法違反の対象になります。
- CBDは合法
- THCは麻薬及び向精神薬取締法違反の対象
どちらも大麻の成分なので、CBDの完全抽出ができずにTHCが混入している可能性があります。
信頼できる製品の購入もしくは検査機関に調査してもらうようにしましょう。
高濃度のCBDオイルは摂取量に注意する
高濃度のCBDオイルは少量でも十分な効果が期待できる一方で、効果が薄れる可能性ががあります。
これはCBDの単体での摂取は、摂取量のピークを超えると逆に効果が減少するという特性をもつためです。
CBDの摂取量は体質によって異なります。1日のCBD量は以下の通りです。
- 体重20~39kgの場合:CBD量9~15mg
- 体重40~68kgの場合:CBD量12~18mg
- 体重69~108kgの場合:CBD量18~27mg
濃度から摂取量を計算する式を下に記します。
容量(ml)× 濃度(%)÷ 100 = 容器内のCBD量(mg)
容器内のCBD量を使用回数で割ると、1回の使用でどれ程のCBDが含まれるかを求めることができます。
多量摂取はCBDの効果を薄めてしまうので、自分に合った適切な量をとりましょう。
CBDの依存性・中毒性を理解して楽しもう!
この記事では、CBDの依存性や注意点について解説してきました。
- CBDはリラックス効果のある合法な成分
- WHOはCBDに依存性はないと判断
- CBDはタバコやアルコール依存を改善する
医療分野でも注目されているCBDに依存性がないことがわかったと思います。
タバコやお酒をやめたい方は、これを機会にCBDに変えてみてはいかがですか?健康を意識した日常にCBDを取り入れてみるといいですね!